「おさらい」犬に食べさせてはいけない食べ物5個
- 岩穴口 廣憲
- 2017年4月26日
- 読了時間: 7分
かわいい家族として犬を飼っていると、犬が人間の食べているものに興味を持つことが頻繁にあります。 例えば飼い主が食事をしているときなどは、犬がその食べ物を欲しがっておねだりをしてくることも多くあるでしょう。 そんな可愛い犬におねだりをされると、飼い主としてはおやつとして、つい自分の食べ物をあげたくなってしまうものです。 しかし、安易に人間の食べ物をあげてしまうと、大切な犬の健康を害してしまったり、最悪の場合には命に関わることもあります。 インターネットの発達によって、犬に与えてはいけない食べ物などの情報に触れることは簡単になってきましたが、ここで改めて、犬に食べさせてはいけない食べ物を5個、おさらいしてみましょう。

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1.人間の健康によくても、犬には危険な野菜!「たまねぎ」EndFragment
人間が食べる際にはその健康効果が注目され、様々な料理に積極的に使うことがあるたまねぎですが、犬には禁忌とされます。
「たまねぎ中毒」という食中毒症状をもたらすとされており、犬の他には猫や牛などにも症状が現れることがあります。
たまねぎを犬に与えてしまった場合の症状は、溶血性貧血が典型的で、一部の研究によるとたまねぎ中毒に由来する溶血性貧血は高カリウム血症を伴い、最悪の場合は犬の生命が危険になるとされています。
犬の体重と摂取量の関係は明確にはわかっておらず、またたまねぎを加熱するなどの処理をしてもこの中毒症状は消えないため、たまねぎを与えないことが大前提となります。

2.おやつとしてあげたくなってもNG「チョコレート」EndFragment
チョコレートが好きで、自宅でよく口にするという方は多いのではないでしょうか。 そういった方は特に注意が必要であるかもしれません。 犬にとってはこのチョコレートも、食べてはいけない食べ物のひとつになります。 理由は、チョコレートに含まれる「テオプロミン」と呼ばれる成分に問題があるためです。 このテオプロミンは、代表的な症状として嘔吐、下痢、痙攣などが挙げられ、摂取量によっては死亡の可能性が高くなります。目安としては体重1kgあたり50mgから100mg程度から症状が出始めるとされており、250mgを摂取した段階から死亡確率は50%を上回るというように症状が深刻化していきます。 万が一、犬がチョコレートを摂取してしまったときには、症状の有無を確認した後に、摂取した量と摂取してからの時間を計り、一刻も早く吐かせると同時に一刻も早く獣医師に相談をすることが犬の命に守ることに繋がると言えるでしょう。

3.匂いだけではなく生命の危険も「にんにく」 私たち人間にとっては、様々な栄養を含む食材であるにんにくですが、犬にとっては生命の危険をもたらす食材となってしまいます。 にんにくには有機チオ硫酸化合物とよばれる成分が含まれていますが、これは犬にとっては、先述した「たまねぎ中毒」をもたらす物質と同じものです。 犬がにんにくを食べてしまった場合には、血管内溶血などの重篤な症状につながる危険性が高くなります。たまねぎも同様ですが、死に至るにんにくの摂取量は、犬の体重や、犬自身の体調などによっても変わってきます。 これぐらいなら大丈夫、といった判断をせず、おおよその食べた量と、食べた時間を把握したうえ、動物病院や獣医師へ相談をするのがよいでしょう。

4.こぼしてしまった場合などにも注意「コーヒー」 朝食や休憩時間などの間に、コーヒーを楽しむという方も多いでしょう。 コーヒーを飲むと眠気がすっきりと醒めたり、身体に元気が沸いたという経験を持っているという方も多いはず。 これはカフェインという成分が含まれているためです。 このように覚醒効果をもつカフェインですが、短時間に多量に摂取することで吐き気や嘔吐、興奮状態といった、望ましくない効果をもたらす場合があります。 こうした症状は犬も同様で、コーヒーを飲んだ場合に興奮状態になったり、吐き気や嘔吐といった症状が出てしまう場合があります。 犬がカフェインを摂取した場合にどのような症状が出てくるかは、犬の体調や体重だけではなく、カフェインに対する感受性が大きく関わってきます。 これは個体差が大きいものですので、犬種や体重などによって許容量を考えるのは危険です。 下痢や嘔吐などの代表的なカフェイン中毒症状のほか、重篤な症状としては痙攣、昏睡、呼吸不全などから死に至る危険性も高いため、何らかの症状が発生するような場合には早めに動物病院へ相談することが望ましいでしょう。

5.人間にとっては身近な食材でも…「生卵」 卵かけご飯などを代表として、日本人にとっては非常に身近な存在といえる卵ですが、生のままの状態での卵は有害な成分を含みます。 まず生卵の卵白に含まれるアビシンと呼ばれるタンパク質は、ビタミンH・ビタミンB7などの吸収の妨げとなり、脱毛や免疫力の低下をもたらすことが知られています。 このアビシンは、加熱することで失われるため、生ではなく茹で卵などの加熱した状態の卵なら与えることが可能となります。 ゆで卵の場合には栄養価が豊富であるため、おやつとして与えることもできるでしょう。 ただし、その場合にも与える量については注意が必要です。 人間の場合も同様ですが、卵に含まれるコレステロールは、血中コレステロールの増加や脂肪肝などのリスクを高めます。与える量と、加熱することに注意して、生の状態で与えないという注意点を守って与えてあげるのがよいでしょう。

まとめ
犬に与えてはいけない食べ物としては、
「命の危険があるもの」
「犬の健康を害するおそれがあるもの」
「個体によって症状が出る場合があるもの」
といった区分けがあります。
命の危険があるものや健康を害する恐れがあるものを与えないように注意することは言うまでもありませんが、個体によっての症状の有無にも注意を払う必要があります。
獣医師や動物病院などでの適切な指導の元で、しっかりと飼い主が食事を管理することが、大切な家族である犬とより長い時間を一緒に過ごすための、必須条件といえるでしょう。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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